彷徨うたぬきの日記

　妹が県外で下宿してるので少し早くおせち料理を作り始めました。ばーさんがなます作ってて…七つの材料使うとか、正月用の煮物はいつもの煮物と味付け一緒なのに作り方が違ったり。ああ、オイラって何も知らないんだなあと痛感。そのくせいろんなこと知った気分でいて…。もちろん得意な守備範囲はあるんだけど。
　いつも考えるのは、無人島に今放り出されて、どこまで生きていけるか…ってこと。今ある知識でどこまでの物を作れて、どこまで他の人同士の争いを解決できて、最終的に助かるのか？だって、今この国にあるものって、時間の中で積み上げられた技術を重ねて作られてるものに溢れてるから…、その基盤となるものをごっそり抜かれたら、一流の技術者でも下手したら何もできないんじゃないかって。飛行機の設計ができても、そのパーツを作る方法やら、その素材を生成する方法やら、その材料を見つける方法やら…どこまで知ってるのかな、と。
　でもそれを知るっていうのは…時間を、時代を経れば経るだけ情報が増えていくわけで、いつかは人に支えられる量を超えちゃうわけで。技術を使いこなすスキルもどんどん人間の限界を要求して…そしたらドロップアウトせざるを得ない人は増えていって。
　そのうち、人間自身をグレードアップしないといけないんじゃないかなと、ＳＦチックに思ってみたりする年末。

●筆
　といいつつ、来年よもっと遅く来てください！正月用のが書けてませんからーーーーー！！うっきゃああああ！