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<< 2006年10月の記事 >>

考察メモ - 飽和期の資本主義経済社会と精神の飢餓

 経済の用語なんてさっぱり知らないので勝手に作りますが。
 現代人は元気がない……ように見えます。心的エネルギーが枯渇しているような感じ。自殺の原因にもエネルギー不足の影響のような。必ずしもそれだけではないにしても。
 一方資本主義経済の社会は飽和状態になっているような。元来敵な需要……娯楽や嗜好のためのものを除いたもの……はほぼ充足され、いまや需要は創出するもの、というのが考えの一つとして成り立っております。その考えに基づいた行動の一つとして、いかに消費者の欲求を掻き立てるか、というのがあります。宣伝・販売戦略ってやつでしょうか。消費者は既に広告塔をも兼ねていますし。
 さて、かつてないほど欲求を掻き立てられる社会なわけですが、ここでちょっと思うことが。
 というのは、欲求は掻き立てられます。だって、そうなるように供給側は工夫してますから。しかし、消費者側は必ずしもその欲求を充足できるわけではありません。より欲しいものを、と選択していくことになります。
 つまり、現代人は慢性的に欲求不満状態にあります。掻き立てられた欲求のうち、多くを充足不能と判断せねばなりません。
 人間の精神の仕組みは、いかに欲求不満状態をやり過ごすか、というもので出来ているといっても過言ではありません。欲求不満状態は、精神のエネルギーを消耗する大仕事なのです。
 なので、欲求不満状態を必然的に作り出すこの飽和期の資本主義経済社会では、人間は精神のエネルギーの入出のバランスがたやすく来るってしまうのではないでしょうか。入ってkちあものより出ていくものの方が多ければ餓死してしまいます。

 ……具体的にどうすれば解決出来るのかはあんまり思いつかないなあ。社会主義は、なんか入ってくるエネルギーが少なくなって結局同じのような。どちらの経済携帯も、最初の、人間がエネルギーをある程度保持している状態ではうまく行くけど、少しの歪みでだんだん貯金がなくなっていっちゃうんじゃないかな〜なんて。資本主義のほうが若干寿命が長かっただけで。
 ……五年ごとに強制的に社会形態をスイッチするってのはどうかしらん?片方で適合できなくても、五年耐えれば大丈夫ってな感じで。……これも20年もしたら飽きてしまいそうだけど……。

T R A C K B A C K
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